斎藤一人 著 「『大丈夫』がわかると、人生は必ずうまくいく!」 サンマーク文庫 2017年より
<11 自分の才能が”どこに向いているか”を考える>
勇気のない人が「私もがんばって勇気を出そう」としても、せいぜい普通の人ぐらいになるだけで、普通以上にはなれません。
だから、そんなことより、活かすことを考えればいいんです。
短気を活かし、攻撃性を活かし、「これはここで出してもいいけど、あそこでは出しちゃいけない」とか、コントロールすれば必ずうまくいきます。
短気とか攻撃性のある人がその才能を仕事に向けると、すごく成果が出るんです。
それで、仕事が忙しいときは仕事にその才能が向くけど、暇になるとそれを人に向けてしまう人がいます。
そんなときは旅行に行くとか、つねに人に向かないようにして、自分の才能を上手に使ってあげればいいんだよね。
織田信長も短気や攻撃性を仕事にだけ向けていればよかったんです。
そうすれば、明智光秀なんかにでも「おまえ、偉いな。がんばってるおまえのおかげだぞ」って言ってやれば喜んで信長のために働いて、謀反を起こすこともなかったんだよね。
せっかく天下統一というすばらしいことを目指しているのに、「だから嫌われてもしょうがないんだ」じゃなくて、もっと欲を出して好かれようとすればいいんです。
言いたいことを言って、やりたいことをやって、それで好かれる人間になればいいんだよ。
自分の才能をしっかり理解して、うまくコントロールすること、活かすことを考えなよ。記事の内容とは関係ありませんが、斎藤一人さんつながりで。
↓ 悪徳裁判官の話
過去の嫌なことを思い出して、何度も何度も嫌な気持ちになることってありますよね。
この話を聴いてから、「あ、悪徳裁判官が悪さをしているんだ」と気づくようになりました。
昔の失敗体験を思い出して凹むことはなくなりませんが、自分の中に悪徳裁判官がいるんだということに気づいてから、長く落ち込むことはなくなりました。
ほかにも、「人は失敗しないと学べない」とか「何回失敗しても、改良を続けていくことで成功できる」、「社長業とは改良業なんだよ」なんていう話を聴いて、あまり失敗が恐くなくなりました。
成功した人の本やなんかを読んでも、過去に何度も会社を倒産させたとか、何千万円もの借金を抱えていた、なんていう人はざらにいます。
失敗を恐れてなにもしないということが、人生の最大の失敗なんですよね。
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- 2017/12/09(土) 23:00:00|
- 斎藤一人さん
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斎藤一人 著 「『大丈夫』がわかると、人生は必ずうまくいく!」 サンマーク文庫 2017年より
<10 みんなが好きなことをやっても世の中はおかしくならない>
「私利私欲が大事だよ」という話をすると、ほとんどの人が「私にも欲はあります」って言うんです。でも、そういう人の話を詳しく聞いてみると、「それではまだまだ、欲が足らないなぁ」と思ってしまいます。
どういうことかというと、私は好きなことしかしません。好きなことをして、好きなことを言っているんです。
ここまでは「私も同じです」と言う人がいるかもしれません。でも私はさらに「会社にも出勤したくない」って言うんです。
そうすると「会社に出勤しないと仕事ができない」って言うけど、代わりに仕事をしてくれる人を雇えば私が行かなくても済みます。
そう言うとさらに「でも、社長が会社に行かないと社員が仕事をしない」って言うんだけど、働き者の社員を雇えば私が行かなくてもしっかり仕事をしてくれます。
「そんな都合のいいように働いてくれる人はいない」って言うかもしれないけれど、現にうちの会社は私が会社に行かなくても、みんな一生懸命働いてくれています。どんな仕事でも、その仕事が大好きな人がいるんです。
たとえば米作りでも、今なら機械化すれば何十人分の仕事を1人でやることもできます。だから何十人に1人、米作りのことを好きな人がいれば日本の米作りは成り立つんです。
「みんなが好きなことをやったら世の中がおかしくなる」って言う人がいるけど、そんなことにはなりません。
多くの人は「好きなことをするためには、なにかを犠牲にしないといけない」って思い込んでいるけど、私にしてみれば「それって欲が足りないよね」って言いたいの。
どういうことかというと、「私は好きなことをして、好きなことを言ってます」と言うと、「好きなことばかり言ってたら、他人に嫌われる」とか「好きなことやっているから、他人に嫌われたってしょうがない」って思うんです。
中には「嫌われてもいいから、自分の好きなことやるんだ」って言う人がいるんだけど、そうじゃないんだよ。好きなことをして、好きなことを言って、それで好かれる人間になればいいんです。
「嫌われてもいいんだ」って言うのは欲が足りないんだよ。
他にも「夢を叶えるためには、これをあきらめないといけない」とか「捨てなければいけない」って言うけど、それも欲が足りないんだよね。
「二兎を追う者は一兎をも得ず」と思うかもしれないけど、「一石二鳥」や「一挙両得」、さらには「一網打尽」という言葉もあるんです。
とことん自分の欲を探求してごらん。好きなことを心地よくやるのって誰にでもできるからね。
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- 2017/11/21(火) 01:00:00|
- 斎藤一人さん
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斎藤一人 著 「『大丈夫』がわかると、人生は必ずうまくいく!」 サンマーク文庫 2017年より
<9 うまくいかないのは「私利私欲」が足りないから>
私たちが「大丈夫だ」と思えない一番の原因は、自分で「これじゃダメだ」と思い込んでいたり、誰かに「大丈夫じゃない」と思い込まされたからです。
その思い込みの一つに、「私利私欲はいけないこと」というのがあります。
なぜかうまくいかない人って、「私利私欲」が足りてないんです。
もちろん、「私利私欲」を持たないほうが、うまくいく仕事というのもあります。
たとえば大臣とか役人の仕事というのは”公正”でないといけません。だって、みんなのお金や暮らしを預かっているんだから。
ところが商売や事業というのは、自分のやりたいこと、自分の目的、自分の欲望を叶えるためにやるんです。
それが「もっと大きな成功を得たい」となってくると、自然と世間のことを考えたり、みんなのことを考えたりするようになるんです。
それを最初から「私利私欲」を抑えていたらがんばれませんし、大事なパワーなんかも出てこないんだよ。
だから「もっと洋服を買いたい」「ベンツに乗りたい」「もっとモテたい」とか、「私利私欲」を燃やしてやればいいの。
それで成功者になってくると、「みんなのしあわせのために」とか「世の中をもっとよくするために」とかって言うようになるからね。
「私利私欲で物事をやっちゃいけない」と思っている人は、欲や儲けることに罪悪感があるんです。
でも、商売っていうのはお客さんに喜んでもらわないと成り立ちません。
それで、うんと売れたほうがいいに決まっています。大勢の人が喜ぶからうんと売れるんです。
そして、うんと売れれば儲かります。儲かれば雇用もできるし税金も払えます。だからなんの問題もないんだよね。
それなのに「お金持ちは悪いやつだ」と勝手に思い込んでる人がいます。
中には確かに悪いお金持ちもいるかもしれないけれど、みんながみんなそうではありません。
「私利私欲」だけで相手やまわりのことをまったく考えないのはよくないですが、「私利私欲」に燃えながら、相手やまわりのことを尊重することもできるんです。
しあわせや成功っていうのは、結局、お互いがよくないとうまくいかないんだよね。
欲をいいふうに使うんだよ。大きな成功を考えたら、自然とまわりや世間のために動けるようになるからね。
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- 2017/10/26(木) 23:00:00|
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斎藤一人 著 「『大丈夫』がわかると、人生は必ずうまくいく!」 サンマーク文庫 2017年より
<8 人間は「そのままではいられない」生き物>
「そのままでいいんだよ」と言うと、「それでは、人は努力しなくなる」とか、「現状を変えないと、なにも変わらない」って言う人がいるんだけど、そうではありませんからね。
なぜかというと、人間とは「そのままではいられない」生き物なんです。
人間に限らず、植物も動物も、命あるものはすべて成長します。
成長が止まったものは次の命にバトンをつなぐため、死んでいくの。そうやって、つねに成長し続けているのです。
その中でも”万物の霊長”たる人間は、終わりがないぐらい、どこまでも成長しようとします。
それに、肉体的な成長には限界がありますが、魂の成長には限度がありません。だから、「そのままでいいんだよ」と言われても、人はどうしても必ず成長したくなるものなんです。
逆に「そのままでいいんだよ」と”ありのまま”の自分を認められたとき、人は本来の長所や役割に気づき、その才能を十分に発揮できます。
私は人を啓発しようと思ったことがありません。
基本的に誰に対しても「そのままでいいんだよ」と思っているから、啓発しなくてもいいと思っているんです。
いつまでも、どこまでも成長していけるのが人間。
認められたときに力を発揮する生き物なんです。
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- 2017/10/19(木) 23:00:00|
- 斎藤一人さん
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斎藤一人 著 「『大丈夫』がわかると、人生は必ずうまくいく!」 サンマーク文庫 2017年より
<7 「知恵」や「勇気」がなくても、しあわせになれる>
私は変わっています。だから、私と同じことをしてもダメなんです。
特に私は累計納税額日本一だから「どうすればそんなお金持ちになれますか?」ってよく聞かれるんだけど、私の成功法とあなたの成功法は違います。
たとえば会社を辞めるのだって勇気がいります。私のように、学校へ行かないというのも勇気がいるんです。
荒波に出ていくんだとしたら、「知恵」と「勇気」の両方が必要です。「知恵」だけでは出ていけませんし、「勇気」だけでは無謀だからね。
それで、「知恵」も「勇気」もないんだとしたら、ないものはないんだから仕方ありません。でも、ないからしあわせになれないかというと、そうではありませんからね。あるものの中でしあわせになればいいんです。
「精神論」と「金持ち論」は別の話なの。
郵便局の局長よりしあわせな、郵便配達人はいます。だから「出世しようがしまいが、人はしあわせになれる」というのが精神論なんです。
それに、お金持ちになったからって、しあわせになれるとは限りません。
事業が成功しても、社員とかまわりから嫌われてる人はいます。
だから、成功者は成功者でしあわせになれる方法があって、サラリーマンにはサラリーマンのしあわせになれる方法があるんです。
手の中にあるもので、どれくらいしあわせになれるか。なにかがないと、しあわせになれないわけじゃないの。
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- 2017/10/11(水) 23:01:00|
- 斎藤一人さん
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