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「よくわかるアレンジの教科書」 秋山公良 著 (3/3)最終回

「よくわかるアレンジの教科書」 秋山公良 著 ヤマハミュージックメディア 2015年 より

<コラム3>
「なぜ最近の歌は歌詞の量が多い?」

1980年代の後半あたりからヒットした曲に多く見られる傾向があります。それは、歌詞の量がものすごく増えていることです。

80年代中頃までは、日本のポップスはJ-POPではなく歌謡曲と呼ばれていました。伴奏はバンド形式ではなく、フルバンドです。フルバンドというのは、ドラム、ベース、ギター以外にホーンセクションやストリンブスセクションが加わった、数十名のバンドのことです。
当然ながら、それぞれの楽器が特徴を出して活躍するようにアレンジしてあるので、歌詞をいろいろと工夫して歌わなくてもバック演奏を聴くだけでおもしろ味がありました。

しかし時代が過ぎ、歌謡曲からJ-POPへと変わったことによって、伴奏も4~5人のバンド、もしくは打ち込みによるカラオケに変わりました。こうなると、アレンジはどうしてもパターン化してきます。飽きさせない要素としては、歌詞に頼ることになります。

そして90年代中頃からは、音圧競争も始まりました。どの会社も、他社のCDにくらべて一段と音量が大きく聴こえるようにと音圧を上げるのです。負けじと他社も音圧を上げていき、やがて競争になります。

その結果、オープニングからエンディングまで音量を示す針がレッドゾーンの0デシベルに振り切れたままになり、中高年の人にとっては単に耳が疲れるだけの音楽になりました。

各楽器も、何をやっているのか細かいニュアンスなどが聴き取れません。せいぜいわかるのは歌詞くらいです。アレンジのおもしろ味もないので、ヴォーカルは少しの間も休むことができず、ただひたすら歌い続けます。その結果、歌詞の量が半端なく増えていったのです。

しかし歌詞は長ければよいというものではありません。殺し文句も決め台詞もない、垂れ流しのような言葉だけが続いてしまっては逆効果です。

ただ最近はハイレゾブームです。音域(ダイナミックレンジ)の広さが大切になりますから、安易に音圧を上げてダイナミックレンジを狭くしてしまうような音圧競争は、落ち着く方向に進むと思われます。はたして作詞、作曲、アレンジはどのように変化していくのでしょうか。



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  1. 2016/11/14(月) 22:24:44|
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40代半ば 男性 神奈川県在住 プロラボ勤務経験あり 主にデュープと複写作業をしていました フォトマスター検定1級 写真専門士

好きなこと・・・写真撮影(鉄道写真など) 読書(自己啓発、成功法則、ビジネス系など)

累計納税額日本一の事業家 斎藤一人さんの考え方、生き方に影響を受けています。

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