「微差力」 斎藤一人著 サンマーク出版 2011年 より
<26 成功は「人生は芝居だ」から始まる>
私がお弟子さんたちに教えたのは、精神論です。
「人生って、楽しいよ」
こうやって微差をやると、人生って楽しいよ、と教えました。
それで、私の精神論というのは、簡単に言うと、お芝居なんです。
人生って、ほとんどお芝居なんですよ。
たとえば、私がセブン・イレブンで、はたらくとします。セブン・イレブンの従業員、売り子、という役です。
そのとき、その役柄を頭のなかでイメージして、
「自分は最高の売り子なんだ」
と思う。
そうすると、笑顔が違うし、「いらっしゃいませ」が違うのです。見事な笑顔、見事な「いらっしゃいませ」になります。
だから、自分がもらった役で、どう名演技するか。
それが、人生、おもしろくて、楽しくなるコツです。
お芝居は、見ても楽しいけれど、自分で役作りして、演じたほうが何倍も楽しいですからね。
しかも、名演技ができたら、人生、たいがいのことは成功なんです。
自分の人生、自分が主役です。
一人ひとりが、主役です。
もらった役が「気にいらない」と、主役がグダグダ言ってると、芝居がめちゃくちゃになるんです。
「金持ちの家に生まれたらよかったのに」とか、「足が長くて、いい男だったら」
とか言ってても、自分が苦しいだけです。
それより、人生って、どういう名演技をするか、だけなんです。
それで、私の教えの基本は、天に神さまがいるんだ。神さまが、芝居の監督なのです。
監督がほれぼれするぐらいの名演技をやっていると、次に、ちょっといい役をもらえます。そしたら、また見事にその役を演じる。そしたら、次、次って。
そうやってると、どんどん、どんどん、いいことが起きるのです。
いいですか、人間はしあわせになるために生まれたのです。
それは、義務です。人間は、不幸になってはいけないのです。
だから、与えられた環境でしあわせになる。
これができたら、商売もうまく行くのです。
なぜかと言うと、商売も、与えられた環境で繁盛させなきゃならない。そのためには、どうしよう、って。
だから、この、思いどおりにならない世の中を、どうやっておもしろく生きられますか、というのと、この儲からない商売をどうやったら儲けられますか、というのは同じなのです。
どっちも同じ、謎解きゲームです。
それを、「裏路地に店があるからお客さんが来ないんだ」「人通りが少ないからダメなんだ」とか。
そんなことばかり言っているから、「どうやって、繁盛させよう」という頭がないのです。
私が、もし、川のそばにあるお店を与えられたら、そこを繁盛させます。
普通は、「川の近くの商売は損だ」と言うのです。土手があったり、川が流れていると、向こうから客が来ないから不利だと。
でも、そんなこと、片岡千恵蔵先生だったら関係ない(笑)。足が短かろうが、顔がデカかろうが、いい男をやっつけちゃうのと同じで。
だから、場所なんか、関係ないのです。人間の魅力から何から、微差、微差、微差って、積み重ねていけば、うまく行くのです。
居酒屋だったら、居酒屋業界の片岡千恵蔵にでもなればいい。そういう、一つの遊びです。人生は、お芝居なのです。
うちの会社は、この精神論で、商売を楽しくやっています。
サラリーマンの人も、専業主婦の人も、この精神論で行くと成功です。
お芝居してください。自分の役を見事に演じてみてください。ブログをご覧いただきありがとうございます。
- 2017/03/06(月) 20:26:56|
- 斎藤一人さん
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